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宿番号:302034

【座敷わらしの民話が伝わる宿】

ハイクラス

猿ケ京温泉
後閑駅・上毛高原駅より猿ヶ京行バス30分・猿ヶ京下車、徒歩3分。関越道月夜野ICより新潟方面30分。

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    生寿苑に伝わる逸話「座敷わらし」(3・最終章)

    更新 : 2015/10/10 11:09

    生寿苑に伝わる逸話「座敷わらし」(1)
    http://www.jalan.net/yad302034/blog/entry0003617148.html?screenId=UWW3001

    生寿苑に伝わる逸話「座敷わらし」(2)
    http://www.jalan.net/yad302034/blog/entry0003619555.html?screenId=UWW3101

    こちらの続きです。

    生寿苑に伝わる逸話「座敷わらし」
    あったこったか、なかったこったか。あったこったと思って聴かっさい。

    -----------

    そのうち、おっ母さんのひざの上に上がって遊ぶようになったんだと。
    すると、ケシ坊主の男っ子が

     「おっ母ぁ、毎日遊んでくれてうれしかった。おらぁ、この大きな家に長いあいだずうと一人っきりでいただよ。人がこの家に来るには来るが、おらが出てゆくと、誰もが、出たぁ!ちゅうで逃げて行っちもう。もうさびしくてさびしくてどうしょうなかった。けぇどおっ母ぁが来てくれて、炒り豆してくれたり、だんご食わしてくれたり、歌歌って遊んでくれてよかった。あらぁ、おきのでぇの畳の下に居るだから、掘ってもらいてぇ」

    ちゅうだと。

    その翌日、おっ父っぁんが帰って来たんでそのことを話すと

     「狐かたぬきに化やかされているんだっぺ。まぁいいや、退治してくれべぇ」

    ちゅうで、言われたように掘ったら、そこからでっけぇ金瓶が出て来て、なかからざくざく大判小判が出てきたんだと。

    金瓶が、あんまり長いあいだ埋もれていたんで、

     「出してくれ」

    ってケシ坊主の座敷わらしの姿になって出てきたんだとさ。

    それで、若い夫婦もんは、正直で働きもんだし、いい人だったので村の衆が、
    居てくれちゅうでいたら、すぐケシ坊主の座敷わらしみたいなかわいい子が産まれて、
    末永く、村でとくせいに暮らしたんだと。

    何代かあとの人が、その金瓶を八幡さまに祀って、今が今でも拝んでいるんだと。
    いつのまにかその話が村ん衆に伝わって、この八幡さまを拝むと宝くじが当たるんだとさ。

    それが今の猿ヶ京温泉生寿苑のご先祖さまなんだと。

    今でも生寿苑では八幡さまを祀っているから、拝ましてもらうといいだよ。
    いちがさけた。

             ※猿ヶ京温泉語りガイド「おとめ婆の祈り」より

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