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ベイリゾートホテル小豆島のお知らせ・ブログ
餓鬼めしを食べに
更新 : 2008/8/21 0:32
小豆島町の草壁にある別当川では、毎年8月14日『餓鬼めし』という行事があります。
これは、別当川の河原で五目めしを炊き、水辺の岩の上に柿の葉を敷き、五目めしを盛り付けて無縁仏を供養する行事です。
前日にかまど用に岩を組んで準備し、翌朝4時くらいの、まだ日が昇らない内から準備が始まります。
各家庭で各々釜にごはんを準備し、薪を焚いてご飯を炊きます。
夜が白々と明けてくるころ、ご飯の炊けるいい香りがあたりに漂います。
五目めしの中身は、昔は精進(肉・魚を使わない)だったそうですが、今は肉などを入れる家庭もあるようです。
炊き上がったご飯は、12枚程の柿の葉に盛り付けられます。
それらは、まず、『餓鬼さま』と呼ばれる無縁仏のためにお供えさます。
そして、残りを家族皆でいただきます。
各家庭、それぞれが円になって、五目ごはんを食べます。
お盆に行われる、昔から続く大切な伝統行事です。
当日は、テレビや新聞の取材も多く来ていました。
私は、とある家庭に入らせていただき、お腹いっぱい五目ごはんをいただきました。
ちなみにその五目ごはんは・・・
・鶏肉
・揚げ
・椎茸
・人参
・ごぼう
・こんにゃく
・ちくわ
という七種の具でした。朝4時から起きた甲斐があり、とっても美味しかったです。