宿番号:302210
ホテルコンコルド浜松のお知らせ・ブログ
小豆餅と銭取と家康〜
更新 : 2012/6/28 14:55
こんにちは、今日はまたお天気が崩れそうですね…
梅雨ですから仕方がないですよね。
今日は徳川家康にゆかりのある、浜松のおもしろい地名のお話です。
元亀三年(1572)の12月、徳川家康は三方原で、甲斐の武田信玄と戦いました。
これがいわゆる三方原合戦ですね。
このとき、武田の兵は3万人、家康の兵はわずか1万1千人といわれます。
武田勢に追われた家康は、「戦は負けるが勝ちだ。」と浜松城を指して逃げ出しました。
ところが家康は、途中でお腹が減ってしまい、歩く力もなくなりました。
すると、道端の小さい茶店で、お婆さんが“あずきもち”を売っており、家康はたまらなくなって、口の中へ2つ3つ、4つ5つと頬張りました。
するとそこへ、武田勢が追ってきて、家康は慌てて再び逃げ出しました。
まだお金を頂いていなかったおばあさんは、びっくりして後を追いかけました。
「待て!ただ食いは許さん!」と家康に食って掛かると、「や、これはすまん。」と大急ぎで銭を払ったといいます。
このとき、“あずきもち”を食べたところが「小豆餅」、銭を払ったところが「銭取」といまも地名として残っています。