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歴史と酒と水の町・伏見
更新 : 2020/6/21 14:41
「伏見」と聞けばなにを思い浮かべますか?
伏見稲荷大社?伏見の酒蔵?歴史に詳しい方は伏見城から安土桃山時代を思い浮かべるかもしれませんね。
その歴史は古く、『日本書紀』には「山城国俯見村」として記されています。
奈良時代には街道が整備され、平安時代には貴族の別荘の地でもありました。
近世にはかの有名な豊臣秀吉が伏見城を築き、徳川家康も伏見城で将軍宣下を受けたといわれています。
その後、江戸時代には高瀬川を開いて京都と大阪を水路で結び、商人達の玄関口になった一方で、幕末には「鳥羽・伏見の戦い」とあるように近代の夜明けの舞台ともなりました。
また豊かな自然風土に恵まれた伏見の清酒は日本に稲作が伝わった弥生時代から始まったとされています。
そんな歴史と独自の文化を併せ持つ伏見のちょっとした観光スポットをご紹介致します。
当館の最寄り駅、京都駅から近鉄京都線で15分、桃山御陵前で下車。
降りてみるとなんの変哲もないただの駅、かと思えば飛び込んでくる道路を跨ぐかのように作られた朱の鳥居。
では鳥居をくぐってたどり着く御香宮神社をご紹介、ではなく今回は御香宮神社から逆方向に見えてくる商店街をあえてご紹介したいと思います。
その名も「大手筋」。
大阪の心斎橋筋商店街ほど煌びやかでも、黒門市場のように観光客であふれているわけでもない、地元密着型のいわゆる普通の商店街。
ですがその語源は古く、文禄三年(1594年)、豊臣秀吉が伏見城築城により大手広庭を形成した際に大手門を築き、それより少し西に作られたのが大手筋通り、つまり伏見城に出入りする重要な道としてつくられました。
立ち並ぶは昔ながらのお店。
タンス、文具、陶器、おもちゃ、和菓子エトセトラ…。
昔ながらの佇まいは風情があって眺めるだけでも楽しいです。
昔ながらと言いつつもさすがは観光都市・京都。
Wi-Fi設備もバッチリです!
おすすめスポットはからくり時計。
毎日午後1時から午後7時までの正時に扉が開き、ミニチュアの酒樽がお目見えします。
かと思えば更に伏見にゆかりのあるキャラクター達が飛び出してくるという二段構え!
地元の人も足を止めてしまうほど可愛らしいその姿を是非ともご覧ください♪
皆様、どのキャラクターか誰かわかりますか?
ちなみに私は森の石松が伏見にゆかりのある人物とは知りませんでした…。
大手筋でお買い物を満喫された後はちょっと外れて京町通りへ。
ここは新政府軍の薩摩藩と旧幕府軍の会津藩と新撰組が陣取り、激しくぶつかりあったいわゆる戦場(いくさば)でした。
その壮絶さを残した弾痕が魚三楼という老舗料亭の格子に残されています。
京阪本線も通っているので、伏見稲荷大社や清水寺を観光した後にも気軽に立ち寄れます♪
大手筋商店街の入り口にある踏み切りは駅と隣接しているので、運がよければ間近で電車が見れることも。
下から見上げる電車は迫力がありますね!
歴史と酒と水の町・伏見、いかがでしたか?
今回は歴史メインで紹介してみましたので、酒蔵のお話は次回の機会にでも。
観光誌にもあまりのらないレトロな観光地に、ちょっと足を運んでみてはいかがでしょう。
【最寄り駅】
近鉄京都線 桃山御陵前駅下車
京阪本線 伏見桃山駅下車
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