宿番号:302353
相鉄フレッサイン京都駅八条口のお知らせ・ブログ
夜のピクニック
更新 : 2020/8/1 14:23
みなさん、こんにちは!
本の虫Cちゃんがおすすめする本の紹介、第2弾です。
おすすめ本:『夜のピクニック』 著者:恩田 陸
あらすじ
高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロを歩きとおすという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを旨に抱いて歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するためにー。学校生活の思い出や卒業の夢等を語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞受賞の永遠の青春小説。 (BOOKデータベースより)
この『夜のピクニック』は、第2回本屋大賞、第3回吉川栄治文学新人賞を受賞し、2006年には映画化され話題になりました。後には舞台化もされました。また、今年、水戸芸術館ACM劇場で舞台の再演も決まっております(2020年10月1日(木)〜10月4日(日) 13:00開演/18:30開演)。※新型コロナウイルス感染症の影響によりに公演が中止になる場合がございます。
大恋愛があるわけでも、主人公がヒロインのために走りまわるわけでもありません。ただ、友達としゃべり、歩くだけ。とにかくずっと歩く。それだけなのに面白いんです。朝の8時から翌朝8時まで、途中休憩や仮眠をはさみ、ひたすら高校生が学校行事で夜通し歩き続けるというシンプルなストーリ。体力も精神力も必要とされる中、思春期の高校生らしく一人一人が抱える想いや葛藤が顕になって、複雑に絡み合い、青春だなーって思う一方、80キロも歩くなんて嫌だなーって思いました。
青春時代に誰しも不安を抱えていたのではないでしょうか。きっと、高校生の頃の、友情や恋愛の甘酸っぱい思い出を、思い出してくれるでしょう。
ちなみに「歩行祭」は、著者である恩田陸さんの母校である茨城県立水戸第一高等学校の名物行事「歩く会」をモデルにしているそうです。
皆さんは、どんな青春時代を過ごしましたか。
主人公の貴子たちと一緒に80キロを歩いてみませんか。
関連する周辺観光情報
他のホテルを探す場合はこちら