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ソロモンの偽証
更新 : 2020/10/22 15:17
こんにちは!本の虫Cちゃんです。
朝晩の冷え込みが少しずつ強くなりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
今日は、文庫本6冊からなる超大作、宮部みゆきさんの『ソロモンの偽証』をご紹介します。
あらすじ
クリスマスの未明、一人の中学生が転落死した。柏木卓也、14歳。彼の死を悼む声は小さかった。彼はなぜ死んだのか。殺人か、自殺か。謎の死への疑念が広がる中、同級生の犯行を告発する手紙が関係者に届く。さらに、過剰報道によって学校、保護者の混乱は極まり、犯人捜しが公然と始まった━。拡大する事件を前に、為す術なく屈していた大人達に対し、刑事を父に持つ藤野涼子は、級友の死の真相を知るために、ある決断を下す。それは「学校内裁判」とういう伝説の始まりだった。
(Bookデータベースより)
『ソロモンの偽証』は、「事件」「決意」「法廷」の三部構成になっているのですが、それぞれの上下巻の表紙が、各部の象徴的な場面を1つの絵にとして描かれています。
装丁(表紙)が凝っていると、思わず手に取りたくなりますよね。
また、登場人物が多いのですが、誰ひとりおざなりにしてなくて、一人ひとりの性格や個性が分かりやすくか描かれていますので、長編ながら読みやすいと思います。
誰からもすかれるキャラが登場する一方、家庭に問題を抱える子も登場します。それぞれの登場人物のエピソードだけでも長編小説として成立すると思います。
また、この小説では、公開の場で模擬裁判を行うことで、有罪無罪とは直接の関係ない、事件の背後にあるさまざまな真相を明らかにしていきます。
『ソロモンの偽証―第T部 事件 上、下』
その法廷は14歳の死で始まり、偽証で完結した。
『ソロモンの偽証―第U部 決意 上、下』
あたしたちで、裁判をやろう。
クラスメイトの真相を知るため、「学校内裁判」が動き出す。
求めるのはただ一つ。柏木卓也の死の真実。
『ソロモンの偽証―第V部 法廷 上、下』
有罪か。無罪か。
白熱の裁判は、事件の核心に触れる。
明らかになる偽証。いま、真犯人が告げられる。
徐々に明らかになる柏木卓也の真の姿。
あなたは、誰が嘘をついているのか見抜けますか。
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