宿番号:302353
相鉄フレッサイン京都駅八条口のお知らせ・ブログ
大文字・妙法・船形・左大文字・鳥居形
更新 : 2021/8/16 5:07
本日はあの世から一時帰宅してくれたお精霊さん(ご先祖様)を、あの世に送り返す日。
なんだか言葉が悪い気もしますが・・・。
そんな特別な日に京都では一大イベントが行われます。
京都五山送り火。
20:00から5分おき。大文字→妙法→船形→左大文字→鳥居形の順番で点火されます。
今年も昨年同様コロナの影響があるので縮小の上点火されます。
そして今年もテレビ中継を行うとのことなので、実行委員会の方からは「テレビでの観戦をお願いします」と、公式に発表されています。
では、五山の紹介。山の大きさと誰が始めたか。
「大」左京区浄土寺・大文字山(標高約466メートル)
始まりは真言宗の開祖弘法大使空海説、室町幕府8代将軍・足利義政説、公家・近衛信尹説など様々あります。
「妙」左京区松ヶ崎・西山(標高約133メートル)
日蓮宗の僧・日像上人説。
「方」左京区松ヶ崎・東山(標高約187メートル)
大妙寺の僧・日良上人説。
「舟形」北区西賀茂・船山(標高約317メートル)
第3代天台座主である慈覚大師説。
「左大文字」北区大北山・左大文字山(標高約231メートル)
江戸時代中期以降いつのまにか始まった説。
「鳥居形」右京区嵯峨鳥居本・曼陀羅山(標高約100メートル)
真言宗の開祖弘法大使空海説。伏見稲荷大社のお灯明説。鳥居本が愛宕神社の参道であり、愛宕神社と関係がある説。
また鳥居形は広沢池灯籠流しともに楽しめます。広沢池は月の名所で古の歌人たちがたくさんの歌を歌っています。
こんな感じに本日の送り火が終われば京都の夏もこれで終わり。
後は、秋に向けてまっしぐらです。
そして秋になると美味しい食べ物がたくさん出てきますね。
冬に向けて栄養を蓄える美味しい物。それを加工した昔ながらのお菓子。
あ〜。夏が終わるのはとっても寂しいですが、秋は虫の音やお月様観賞の楽しみがあるので待ち遠しくもあります。
では、本日一杯ですが。
帰ってきてくれたご先祖様たちと素敵な時間を楽しんで、夜にはしっかりお別れしておきましょう。
あ、まかり間違っても。
ご先祖様の帰る先についていってはダメですからね。
お気をつけあれ。
広沢池の満月。
これを秋の夜に船の上で観るなんて最高の観月ですね。
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