相鉄フレッサイン京都駅八条口のお知らせ・ブログ

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本の虫Cちゃんでございます。
早速ですが、みなさんは、取り戻したい夏はありますか。
私は、高校時代の夏を取り戻したいです。部活に入っていたので、休みはほとんどありませんでした。夏休み明け、クラスメイト同士で遊びに行った話を聞いて、羨ましかったのを覚えています。
そんな夏に読みたくなる本をご紹介します。

おすすめ本：『夏を取り戻す』　著者：岡崎琢磨

あらすじ
　団地に住む小学生が失踪しては数日で戻ってくる事件が立て続けに発生している。ついては解明に力を借りたい――そんな匿名の情報共有を受けたゴシップ誌の若手編集者・猿渡は、フリー記者の佐々木とともに城野原団地で取材を開始した。状況から子供たちの意図的な計画であることは明らかだったが、猿渡らがその真意をつかめぬうちに、別の子供が授業中の視聴覚室から姿を消してしまう。子供たちはなぜ順番に失踪しているのか。そして、その目的とは。

この物語は、もうすぐ21世紀がやってくる、というころに起きた、子どもたちの闘いです。不可能状況から煙のように消え去ってみせる子どもたちと、そのトリックの解明に挑む大人の知恵比べ。単なる家出か悪ふざけと思われた子どもたちの連続失踪事件は、次第に地域全体を巻き込む大事件となっていきます。
やがて意外な展開を辿り始め、地域全体を巻き込んだ大騒動の末に、雑誌編集者の猿渡の前に現れた真実…。

小学4年にしては大人びていると感じましたが、すべの子供たちに魅力があります。
子供たちは夏休みを取り戻すために、事件をおこしました。
切実なる一夏の闘いを描いたミステリです。