オン・ザ・ビーチ　ルーのお知らせ・ブログ

沖縄県内には世界遺産にも登録されてるグスク群がございますが

それ以外にも世界遺産に登録されてない小さなグスクや文化遺産が数多く有ります。

以前、それら小さなグスクを見てまわりたいので教えて欲しいと県外の

お客様からお問い合わせが有り、調べて抜粋して十数か所ご案内した事がありました。

地元沖縄の自分でも聞いた事すらない小さなグスクがたくさんあって、

私自身とても勉強になりました。


また、本部町にもあまり知られてない歴史の遺産が数多く有ります。

町営図書館や資料館等で調べて見ると新しい発見を楽しめたりします。

その中で見つけたスポットのひとつとして今回は

「ミャークニー散策道（本部町　辺名地）」をご紹介します。

画像を見ると分かるように山間に有る小さな散策道です。

琉球民謡の名曲「本部ミャークニー（ナークニー）」の発祥の地と知られ

周辺集落と

スク道（スク(底)辺境、村境などの場所を暗示する言葉　城跡や聖地なども表します）で

往来が頻繁だったそうです。また、近年迄、農作業を終えた若者達が三味線を片手に恋を

語りあったりもした・・・「恋の道」「歴史の道」として現代へ残った味わい深い道なのです。

「本部ミャークニー」は、このような風土の中で生まれた名曲として、

各地へ広がって行き、地域によって様々なバージョンが作詞されたそうです。

なんだか、しみじみとして胸一杯になります・・・

歴史を肌で感じる事がお好きな方は一度、訪れて見てもよいかも知れません。

集落に溶け込んで見付けにくいですがそれもまた、冒険のようで一興ですよ。

フロント　与儀