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映画『アルマゲドン』と奇跡の主題歌
更新 : 2025/9/13 20:57
壮大でロマンティックなバラード『I Don’t Want to Miss a Thing』。 ロックバンド・エアロスミスが歌うこの名曲は、映画『アルマゲドン』の主題歌として世界中の人々の心を揺さぶりました。
実はこの曲、もともとエアロスミスのために作られたものではなかったことをご存じですか? 当初はセリーヌ・ディオンへの提供を想定して制作されたものでした。
ところが、偶然にも映画制作チームの耳に入り、プロデューサーと監督は「この曲はエアロスミスしかいない」と確信。すぐにオファーを出します。
当時のエアロスミスはハードロックバンドとして知られており、バラードは彼らのイメージとはかけ離れていたため、最初は戸惑い、オファーを断っていたそうです。 それでも制作陣の熱心な説得により、バンドは試写会に足を運ぶことに。そして映画を観た翌日──彼らはレコーディングスタジオに入りました。
この曲は映画と同時にリリースされ、エアロスミスにとって初のビルボード1位を記録。世界30カ国以上でチャートの頂点に立ち、バンド史上最大のヒットとなりました。
ボーカルのスティーヴン・タイラーはこう語っています。 「映画のクライマックスで、娘(リヴ・タイラー)が泣きながら『パパ!』と叫ぶ。 それを観て、オレも泣いちゃってさ。“主題歌はオレがやる”って自然に口から出てたよ」
ちなみにリヴ・タイラーは、主人公(演:ブルース・ウィリス)の娘グレース役で出演。繊細で力強い演技が印象的です。 彼女の涙の演技と、父の歌声が重なるラストシーンは、まさに奇跡のような瞬間です。
1998年公開から27年、この映画を知らない世代も多いかもしれません。 そんな方々も、裏話を知ってから観賞すると、より深く感動できるはずです。 涙と爽快感が同時に押し寄せる、心震える名作です。
父娘の知られざる物語
ちなみにリヴ・タイラーは、母親の姓を名乗っていたので、スティーヴン・タイラーが実の父親だとは知らずに育ちました。 9歳のとき、母に連れられてエアロスミスのコンサートを訪れ、楽屋で異母姉妹と出会います。 見た目も考え方も自分に非常に似ていたことから母に尋ね、そこで初めて真実を知ったそうです。
予告編と主題歌はこちらから
劇場用予告編:https://youtu.be/usF2GSVJfpY
主題歌を堪能したい方はこちら:https://www.youtube.com/watch?v=WfDs9w_0Dw0
リヴ・タイラー/スティーヴン・タイラー親子です。
その後、父親と話し合い芸名をタイラー姓に変更しました。