お客様を、そして空間を暖めた焚き木たちは、今か今かと次燃える機会をじっと待っているかのようです。決して役目を終えたわけではなく、掃除を怠けているわけでもありません。炭になった彼らは種火が点きやすく、次回着火する時に大いに役立ってくれます。

私たちは季節ごとに様々なイベントを打ち出してきました。
時には、島外からいらっしゃる観光のお客様向けに
時には、地元を中心とした島内在住の方向けに
ハロウィンやクリスマス、お正月など、今の自分たちに何ができるかを常に模索しながら取り組んで参りました。「楽しかった」「また来るね」とお褒めのお言葉をいただいたり、反省点や至らぬ部分が浮き彫りになったり、一喜一憂をしてきました。


この燃え尽きた焚き木をぼんやり眺めて今思うのは

ただがむしゃらに頑張っても仕方がない、という事です。

どれだけ単発でイベントを打ち出そうとも、そこの最大瞬間風速がいくら強かったとしても、何ができて何ができなかったのか。それを踏まえて次はどう工夫していくかを試行錯誤しながら得た経験を積み重ねないと成長や発展にはつながらない。

燃え尽きたかのように見える炭も次燃える時の着火剤となるように、淡々と過ぎ行く日常も、握る拳に力の入ったイベントも、高く高く積み重ねていかないといけないとしみじみ感じます。


さて、まもなく七夕ですね。
そして8月には当館グランドオープンより1周年になります！

なにやら、いつもの星空×焚火イベントとはまた工夫を凝らした七夕スペシャルバージョンになるようですよ。そして今年の8月、カラリトは盛大に盛り上がるべく打ち合わせが頻繁に行われています。この1年間で培った経験を総動員して五島にウェーブを作っていきます。

ぜひぜひ！今年の夏は当館カラリトに遊びに来てくださいね！