宿番号:303151
カラリト五島列島 のお知らせ・ブログ
空っぽ
更新 : 2023/7/27 1:12
梅雨が明けたとある昼下がり、空に雲はあれど、外にいるだけでじんわり汗が滲み出てくる。そんな日は海に入るに限りますね。待ちに待った季節がやってきました。
写真は、とある日の当館目の前の風景ですが、思い思いの時間を満喫されていらっしゃるお客さんが目に留まりました。
ある方は、屈んで砂浜を覗いています。なにか生きものを見つけたのでしょうか。私どもカラリトの目の前の海は遠浅なので、満ち潮では海に完全に浸かる砂浜が、引き潮には広く顔を出します。それはつまり、砂の中や水溜まりとして残ったところには生きものが多く生息しているということ。生きもの探しは老若男女問わずワクワクしますよね。
また、ある方は砂浜に布を広げて、のんびり座ってリラックスしているようです。波の音や海鳥の鳴き声を聞きながら、ただただ何もせずぼんやりする時間ほど贅沢な時間はないかもしれませんね。ご心配なく。暑くなったら海に入ればいいし、のどが乾いたら当館に戻って冷たいカフェドリンクを頼めばいいんですから。
一番奥の沖の海では、カヤックを体験しているご家族が見えました。どうやら、我らがasobiスタッフと一緒に、海の冒険に出かけているようです。家族の団結、新たな出会いや気付き、達成感、やっぱり体を動かすアクティビティは素晴らしいことづくめですね。
月の満ち欠け、太陽の角度、風の強弱、ありとあらゆる影響を受けながら、一日の中で何度も何度もその表情を変えます。時には厳しく人間の脅威ともなりますが、それでも人が引き寄せられてしまう海には、なにかパワーがあると思えてなりません。
海を目の前にしたら人は無力でちっぽけなものです。
ぜひ一度、心を空っぽにするお手伝いをさせてください。
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