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源泉の宿 萩本陣のお知らせ・ブログ
現代に伝わる松陰の遺書『留魂録』(りゅうこんろく)
更新 : 2014/6/20 9:47
15、現代に伝わる松陰の遺書
安政の大獄で処刑される前の日、「留魂録」と題した遺書を書き残した松陰。
それは萩に届けられたが、激動の時代の中でいつしか失われてしまっていた。
松陰の死から17年後の、元塾生で、当時神奈川県令になっていた野村清のもとに沼崎吉五郎という男が現れ、失われたはずの「留魂禄」が手渡された。松陰は処刑前、無事に届かない場合を想定して「留魂禄」を二冊執筆し、一冊を同じ獄中にいた沼崎に手渡した。沼崎はその後八丈島に流されるが、17年もの間ずっと「留魂禄」を大切に保管し、明治になって罪を許されてから、ようやく松陰のことを知る野村を見つけだしたのだった。その「留魂禄」は今、萩の松陰神社宝物殿「至誠館」で展示しています。
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