名護親方
更新 : 2019/10/13 0:39
名護市公認キャラクターでもある名護親方(なぐうぇーかた)
ご存知でしょうか?少しご紹介します。
本名:程順則(ていじゅんそく)
久米村に生まれ、久米村の学校の先生だった程順則は、勉学の為に中国に何度も渡り、中国に昔からある道徳の本である「六諭衍義(りくゆえんぎ)」という本を持ち帰った。
その後、この「六諭衍義」は将軍吉宗の手にわたり、寺子屋の教科書として日本国中に広まった。
51歳の時にはじめて江戸に上がり、日本の有名な学者と交流した。琉球に戻ると、常々考えていた学校を作るように王様にお願いした。
「教育よりまず政治だ」と反対する人たちもいたが、順則は、「教育を高めてこそ、いい政治がおこなえる」と粘り強く説得した。こうして1718年に琉球ではじめての学校「明倫堂」が久米村にできた。多くの人におしまれながら71歳でこの世を去った。
沖縄のそして日本の道徳の基礎を築き上げた偉大な人物です。
県民のやさしさやおもいやりは、このような教えから来ているかもしれません。
最後に「六諭衍義」をご紹介します。
孝順父母・・・・・いたわりあう親子関係を築く
尊敬長上・・・・・目上の人を尊敬し礼儀正しくする
和睦郷里・・・・・ふるさとの自然や人を愛し仲良く助け会う
教訓子孫・・・・・教育を大切にする
各安生理・・・・・自分のやるべきことを成し遂げる
母作非爲・・・・・善いおこないをする