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宿番号:303948

鎌倉時代(1312年)創業、白布温泉に唯一残る茅葺母屋の旅館

白布温泉
東北中央自動車道 福島大笹生JCより米沢方面 米沢八幡原IC下車約40分

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    茅葺母屋の銅版家紋をプチ修復

    更新 : 2010/7/26 18:22

    今日は母屋正面の戸袋の前にやってきました。前から気になっていた、戸袋に打ちつけられた家紋(おそらく銅版製)の釘を打ち直すためです。
    前にもお話ししたかもしれませんが、西屋の母屋・玄関はほぼ北北西向きです。冬には谷を越えてやってくる吹雪が真正面からぶつかり、この家紋や「西屋」の部分が真っ白な雪で覆われてしまうこともしばしば。何十年もそうして風雨にさらされているうちに、打ちつけた釘が浮いてきてしまうのです。
    それをトンカンしたわけです。力みすぎて壊さないように、慎重に慎重に…。あれれ、釘穴を残していくつか釘がどっかにいっちゃってる。あとで新しい釘をつけてあげなければ!そんなこんなで作業してみたところ、反り返った部分はひとまずだいぶ落ち着きました。
    この西屋の看板とも呼べる銅版の原型を、一体どなたが作ったのでしょう。誰の字をかたどったものなのでしょう?西屋の直接のご先祖様が書いたものとは思われますが、作者その人を知る者はいません。それでも、少なくとも100年近く前から変わらない姿で戸袋を飾り続けています。
    西屋の湯滝風呂を作ってくれた職人さんもしかり。名前こそ忘れられてしまったものの、300年以上もほとんど手を加えずに現役で活躍してくれています。
    新しい古いにかかわらず、モノには魂が宿っていると思います。壊れた部分は直したとしても、心をこめて大切に扱っていくことで、モノの寿命はいくらでも長く保たれるはずです。どうか西屋の前を通り過ぎる方々が、「あ、ここが西屋か」と一目で分かるように、そしてその姿を長く記憶に留めていただくためにも。明日からまたよろしくね。

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