宿番号:303948
青天井の看板書き
更新 : 2010/10/4 19:57
紅葉シーズンの10月は、6月のサクランボ狩りシーズンに続いて団体旅行のお客様が非常に多くなる時期にあたります。団体の皆様といえば、看板!!かつては専ら会長の仕事でしたが、今ではなぜか私にお役目が回ってきています。
ここのところ連日のように看板を書いているので、胡粉は中途半端に湿りっぱなし!水加減を間違えるとたちまち薄墨で書いたようなだらしない仕上がりになってしまうので、実際書く作業よりも準備のほうがえらく手間暇がかかるのです。なんとなく、修行の気分です。
書き始めればあとはもう普通の習字と同じです。間違えたら最初からやり直し。それも、水で洗う→字(胡粉)を完全に流す→乾いたタオルまたはティッシュで拭きとる→(直に手で触ったり少しでも油分をつけたりするのは厳禁!板が胡粉をはじいて上手く字が書けなくなってしまいます)
雷が鳴ろうが子供が近くでピーピー騒ごうが、このときだけは集中して一発書き!習字そのものは小学生のころに習っただけですが、まさかこんなところで役に立つとは思ってもみませんでした。人生って、何処で何が繋がるのかわからないものです(笑)
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