変わったコンセプトの若者バックパッカー向け宿

五条河原町交差点角にあります。京都市内を知るものからすれば、どこへ行くにも中途半端な立地。観光客は旅程に絡めた下調べを推奨。
宿の1階にはセブンイレブンがあり、出入口もホテルと繋がっているので雨天時は便利です。
到着しエレベーターしか無い1階から3階へ上がると、窓口みたいに小さなフロントがあります。
待機している真顔の淡々としたスタッフさん「チェックインですか？そちらのチェックイン機で」と単調接客。過度な接客を避けたい人には良い距離感。スタッフとのやり取りも旅の楽しみとしたい人には不向き。
自動チェックイン機から排出されたルームカードキーとレシート印刷される部屋の案内図を見ながら客室へ。3階フロント階より上階へはエレベーターでカードキーをかざさないと行けない、しかも自分が泊まる部屋階へ自動で行くセキュリティは良し。
ホテルのコンセプトはコミカルな漫画デザインのようで、客室内のロールカーテンや絨毯にも漫画デザインが施されています。シックなホテルとは正反対で柄がゴチャゴチャした印象。これは好き嫌いが別れそうです。
狭い客室は、照明が薄暗くも上手く工夫された設計。小上がり風のベットの下にはスーツケースが入る収納スペース。ベッドの宮となる付近にはコンセントやUSB電源、室内灯スイッチが配置されていて機能的。トイレと洗面スペースの横には扉付きの独立シャワールーム。シャワーの水圧も上々。湯船にこだわらない人にはなかなか快適。
3階フロント階奥には広々とした漫画柄満載のフリースペース。無料のコーヒーを飲みながら、のんびりしたり談笑したり、テーブルごとに付いている便利なコンセントやUSBポートで電源取りながらテレワークしたりと使い勝手も抜群。
高級感や落ち着いた装いとは言えませんが、旅費を安く済ませたい出張族や若者学生バックパッカーが利用するには良い宿かと思われます。