宿番号:304893
知床五湖に川はあるか?
更新 : 2007/10/4 8:21
雪融けの頃から概ね初夏の候まで、知床五湖から溢れた水が滝となってオホーツク海に流れ出す。当然、溢れた水だから地表を川となり、通称“無名の滝”と呼ばれオホーツク海へ。時期限り滝だから、マ、“無名”でもよかろうと云う安直ネーミングか?で、話は滝ではなく川なのだが、人気の知床五湖には“流れ入る川も流れ出す川も無い”派と“流れ出す川はある”派がある。この“派”は自然ガイド諸氏の属する施設によってと言ってもそうは間違ってない。“ある派”の話を聞くと、現に一年のうち3〜4ヶ月、立派に?流れているじゃないか、となり、“無い派”溢れた水は洪水みたいなものだから洪水は川じゃなかろう、となる。
この“流れ込む川も流れ出す川も無い”フレーズはなかなか神秘的であるが為に採用されてきた感がある。管理人もそう思い込んでいた。過日、途を外れ川痕を歩いてみて思ったが、やっぱアレは川でありました。だから、私見ながら、知床五湖から流れ出す川はある、っとここに書いておこう、まぁどっちだってイイ事なので、もし両方とも無い方が良い!ならそっちだって結構、ト・あるウトロの師匠に聞いたら“年中水が流れている”のが川、故にアレは川ではナイっと明快に一喝断言された。ところで、写真は東雲湖、実はこの沼がオンネトー、オコタンペと並んで何故北海道の3大秘湖と呼ばれるのか?を書こうとして脱線してしまった。
蛇足:おそらく、@ちょっと本気で歩かなければ行けない。A大雪山
横断道計画を止めさせたナキウサギが棲息している。この日も
一生懸命冬食料を集めてました。