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ソウルマンの独り言【No.25 花便り】
更新 : 2022/4/6 1:55
『花は桜木、人は武士』
花の中では桜がもっともすぐれており、人の中では武士が第一であるということ
桜の散り際の見事さに、武士の死に際の潔いことを重ねた言葉
この言葉を残したのがトンチ小僧でアニメにもなった、一休宗純と言われています。
「世の中に桜なんてものが無ければ、春はのどかに過ごせるだろう」という意味の雨や風で散ってしまうかもしれなくて、落ち着かない気持ちを反語的に表現した平安時代の歌人、在原業平(ありわらのなりひら)という人が残した和歌もあります。
桜を愛でて桜の散るのを惜しむ日本人の心は昔から変わってないと感じたりもしますけれど、よく死生観の象徴みたいなことも言われています。
ニ月に私の父の最期を看取ってから四十九日法要と納骨までの間に桜も満開の季節になっていましたが、見頃も終わろうとしています。
きっと今から九年前の三月に亡くなった母と再会しているのでしょうかね。
魂の行方は目に見えないものかもしれませんが、これからも花便りを聞く頃は逝ってしまった親を偲び手を合わせる度、私の残された人生も見守ってくれてるような気持ちになるでしょう。
春は別れと出会いの季節とも言われます。
何事にでも潔さは重要なのかもしれませんけれど、往生際が悪いことがあったり間違えて反省するのも人生だと思います。
潔く来るべき瞬間を受け入れるのに、心が追い付いていけないことだってあったりするでしょう
一休さんだって自身の臨終の際は「死にとうない」と述べたと伝わっているそうですからね。
限りある人生ですから、一日一日を大事に思い生きていくような気持ちは忘れずにいたいものです。
たまに疲れた時は慌てずに、一休み♪
それでは皆さん、お元気で!
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