宿番号:306019
伊豆高原 山之辺の宿 桜舞 〜ohbu〜のお知らせ・ブログ
「反射炉の日」 明治日本の産業革命遺産で初
更新 : 2016/7/2 0:15
■「価値理解し未来に継承」
伊豆の国市議会は30日の6月定例会最終本会議で、韮山反射炉が世界文化遺産に登録された7月8日を「韮山反射炉の日」とする条例案を賛成多数で可決した。市によると、反射炉を含む「明治日本の産業革命遺産」の構成資産の中で、記念日を設けるのは初めてのケースとみられる。
市は記念日について「全ての市民が反射炉の価値を深く理解し、適切に保全や活用を進めながら未来に継承していくことが目的」と説明。今年は7月9日の世界遺産登録1周年記念式典をはじめ、周辺の清掃活動や体験イベントなどの関連行事を予定し、来年以降も記念日に合わせた取り組みを市民と協働で推進するとしている。
小野登志子市長は議会後、「記念日の制定はもともと市民の提案をきっかけに実現した。反射炉の存在についてさらに研究を進めながら、市民と一体になって地域振興に取り組んでいきたい」と話した。
6月定例会はこのほか、伊豆の国市工場立地法の準則条例案と、4億980万円を追加する本年度一般会計補正予算案を可決して閉会した。工場立地法準則は、敷地面積に対する緑地と環境施設の割合について、工業地域と工業専用地域は緑地面積率を20%以上から10%以上、環境施設面積率を25%以上から15%以上−などと緩和する内容。積極的な企業進出や新たな設備投資を促進するのが狙い。
.