いず松陰は金目船団が停泊する河岸に程近く、すこし通りを入ったところにひっそりと佇んでいます。

市街地にありながら町の喧騒から解放され、落ち着いて下田の海の幸を味わうことが出来るいず松陰。新鮮な下田の魚介を使った料亭という雰囲気のお店です。姉妹店のなかがわは、どちらかというと活気溢れる雰囲気ですが、いず松陰はしっとりと落ち着いた雰囲気が魅力のお店です。

遠く山口県の萩市から、この下田の町にやってきたいず松蔭の創業者。いず松陰という店名は、ご想像の通り、吉田松陰に因んでつけられました。吉田松陰も幕末、山口県の萩市から下田への黒船来航の報を聞きつけてやってきた歴史的人物ですね。

いず松陰はのお座敷は、総席数90もあるので個人のお客から団体のお客さんでも気軽に利用できます。団体のお客さんでも、落ち着いた雰囲気の中でゆったりと下田の海鮮を味わいたい … という場合にはぴったりのお店ですね！6人部屋、8人部屋などの広めの個室もあって、くつろげるのもうれしいです。

少しずついろんなものを楽しめる(松陰弁当 2,100円)
お店の名前がついた、おすすめのメニューがこの松陰弁当です。
煮魚、お刺身の盛り合せ、種々の惣菜、さざえのつぼ焼きが一つの重に収まったお得なセットです。他にもお味噌汁はもちろん、小付け、イカの塩辛、お新香がつきます！お味噌汁は渡り蟹が入ってとっても磯の香り豊かです。少しずつ色々なものが入ったこの弁当は、特に女性のお客さまに好評のようです。お弁当という名前ですか、テイクアウトはできません。

金目釜飯(1,575円)
松陰の釜飯は出汁に人参、蓮、シイタケ、竹の子などと一緒に、金目鯛の大振りな切り身が2枚も入っています。沸々と湯気を上げて炊き上がったご飯の上に、ふっくら柔らかな金目鯛。程よくできた「おこげ」も食欲をそそります。
しっかりお腹一杯になってもらいたいというご主人の思いから、約1.5合のボリュームのある釜飯になっています。
嬉しいことに、釜飯に付いてくるお刺身の盛り合わせも充実しています。ネタは日によって変わりますが、この日はトンボマグロ・ハマチ・ブダイ・タイと四種も付いていました。
その他にも自家製のイカの塩辛に、ひじきとお漬物。お味噌汁は渡り蟹でした。お腹も心も大満足のいず松陰の金目釜飯です。