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「地獄と仏」展
更新 : 2014/11/13 0:28
下田市宇土金の上原仏教美術館は10月25日〜12月14日、秋季企画展「地獄と仏」を開催します。
伊豆南部地域に伝わる江戸時代に描かれた地獄絵、地蔵菩薩(ぼさつ)などが紹介されます。
また、11月24日午後2時から担当学芸員の桜井和香子さんが展示解説を行います。
秋季企画展「地獄と仏」開催期間中は無休。
「地獄と仏」
会期:10月25日(土)〜12月14日(日)
会場:展示ロビー
主催:上原仏教美術館
後援:南伊豆町教育委員会、河津町教育委員会
以下上原仏教美術館公式HPより抜粋
見るも恐ろしい地獄絵(じごくえ)。その凄惨な刑罰の様子は、日常生活を送る上で、私たちに大切な戒めを伝える役割を担っています。また刑罰を受けるか裁判をする閻魔大王(えんまだいおう)は近世人気を集めた存在で、江戸時代には多くの地獄絵や仏像が作られました。一方で、苦しい地獄から救い出す仏のなかでも、地蔵菩薩(じぞうぼさつ)は広く信仰を集めました。
本展では、伊豆南部地域に伝わる地獄絵や、十王像(じゅうおうぞう)、地蔵菩薩像から、古の人々に戒めと救いを与えた仏の姿を紹介していきます。
なお、本展は当館が継続して行っている伊豆半島内仏像悉皆調査および、南伊豆町町史編纂事業における寺院悉皆調査協力の成果の一つです。
今回のみどころ:栖足寺(河津町谷津)所蔵の「十王図(じゅうおうず)・地蔵菩薩図(じぞうぼさつず)」が寺外初公開になります。慶長年間に作られたと伝わるこの十王図は、十王をそれぞれ一幅ずつに描き、画面の下方には地獄の刑罰などが描かれます。またところどころ、熊野観心十界曼荼羅(くまのかんじんじっかいまんだら)からのモチーフが取り入れられていることも本図の特徴です。
青龍寺(南伊豆町手石)所蔵の「地獄極楽図(じごくごくらくず)」は、大幅に極楽と地獄を描いた作品。南伊豆出身の大相撲初代立行司、式守伊之助が寄進したことが書かれており、地域の歴史を知る上で貴重な遺例です。
河津町谷津区が所蔵する「地蔵菩薩立像」は、もと区内の温泉堂(ゆのどう)というお堂に安置されていた仏像。谷津温泉の起源の伝承をもつ地蔵菩薩です。等身大の像で、今回地区外では初公開になります。
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