町家に貼られたポスタ−に目を惹かれ偶然知ることとなった、何必館 京都現代美術館。

私が訪れたときは
「ドアノー、生きる喜び　ROBERT DOISNEAU展」
が開催されていましたが、展示の内容が素晴らしいことはもちろん、それをはっきりと際立たせるような、多くある美術館とはどこか違った雰囲気の漂う空間でした。

心を落ち着かせる照明なのか、光庭や茶室を構える構造なのか・・・、
気になって調べてみると、その奥ゆかしさのヒントがホームページに見つかりました。

「美術館の役割は、それが公的であれ私的であれ、創作者の魂に触れる空間の創造にあるのだろう。―――つまり美術館という建物それ自体がもう一つの作品であるべきである。」

アート好きさんには堪らない、作者の生き様までをまるごと覗き見出来るような、胸に突き刺さる空間設計ですね・・・

そして2ヶ月から3ヶ月のサイクルで展示されている作品も、センチメンタルを感じさせるようでいて穏やかな幸福感があり、とても満たされた気分になりますよ。
空間と作品を楽しんでいると、あっという間に時間が過ぎていきそうです。

naho

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何必館　京都現代美術館
東山区祇園町北側271
10am~18pm（最終入館17:30）
075-525-1311

京阪 祇園四条駅　徒歩3分
阪急 河原町駅　徒歩5分
京都市バス 祇園　徒歩2分