今年は沖縄本島への台風が今のところ少なく・・・
観光でお越しの方には夏の沖縄を存分に楽しんでいただけているかと思いますが、
海の中は少し大変なことになっております。
台風が沖縄に来ると海の中がかき混ざることにより水温が下がります。
今年、高気温が続き、さらに台風が少ないことにより、水温は非常に高い状態が続き
サンゴの「白化現象」がいたるところで起きています。
写真のような綺麗なサンゴに住み着く微生物が高水温によりいなくなってしまい、
それによりサンゴは光合成が出来なくなるため色がなくなり白化してしまいます。
水温が下がりその微生物たちが戻ってこれれば、再び色とりどりのサンゴが見れますが
台風がこないことで高い水温が続いている今年はすでにコケが生えてしまい、
死んでしまっているサンゴたちも多くあるようです。
陸上には大きな被害を及ぼす可能性のある台風も、海の中にとっては不可欠だったりするんですよね。
そんな元ダイビングインストラクターのわたくしから小話でした。
ぜひ沖縄でダイビングする機会があれば、少しサンゴたちの様子も見てみてくださいね。
綺麗なサンゴ礁が戻ってきますように・・