宿番号:306913
清流を望む美肌の湯に癒され、美食に心躍る宿 彩つむぎのお知らせ・ブログ
栃木県民が珍重する茸・・・チタケ
更新 : 2009/9/5 13:03
昨日の干瓢うどんですけれど、
一緒にあわせるつゆを何にしようかと、検討した結果、
「9月なんだから、やっぱり“チタケ”でしょう」ということになりました。
チタケ・・・またの名を乳茸。
切ったところから、豆乳のような白い汁が出てくるのが特徴です。
“ありがたがって食べるのは栃木県人だけ”などとも言われるほど、
このあたりで珍重される茸です。
夏の終わりから初秋にかけて、山で採れます。
この時期、栃木県北部や福島県の山で遭難なんていう事件は、
大概がこの、チタケ採りに出かけた人です。
先日、塩原でもレスキューが出る騒ぎがあったばかりです。
新聞などには、必ずといっていいほど、
「チタケとなると、周りが見えなくなる」などと書かれます。
最初に食べた時には、「どこがおいしいの?」が率直な感想でした。
ガサガサして、ちっともおいしく感じられません。
ところが、チタケというのは、
身の部分を食べるというよりも、出しを味わう茸なのです。
とってもおいしい出しが出るのです。
9月の献立で、干瓢うどんのつゆの出しにと思っていますが、
今年は雨が長かったため、収穫量が激減しているそうです。
どこまで、チタケでいけるか、いけるところまで頑張ります。
写真は先日いただいた、採ってきたばかりの天然チタケ。
色も形も香りも申し分ありません。
今だけの味、是非味わいにお越しください!
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