宿番号:306913
温泉の成分に変化が
更新 : 2010/1/21 17:46
昨年末、それも年の暮れのことになります。
温泉法の改正により、
10年に一度の検査が義務付けられている温泉成分分析。
その結果が出てきました。
今回検査してもらったのは、
彩つむぎの大石風呂と露天風呂です。
内風呂である大石風呂は、
お風呂と10メートルくらいしか離れていない自家源泉です。
こちらは、ナトリウム・カルシウム−炭酸水素塩・塩化物泉。
陽イオンではナトリウムイオンとカルシウムイオン、
陰イオンでは炭酸水素イオンと塩化物イオンが
多い温泉ということになります。
源泉温度は52度でPHは6.8、
中性低張性高温泉です。
こちらは前回の検査とほぼ同じ結果したが、
温泉のイオン成分は前回よりすべて増えていて、
以前より、成分の濃い温泉になっていました。
今回、変化があったのは、露天風呂。
こちらは塩釜地区の源泉を利用していますが、
前回は・・・
ナトリウム・カルシウム−塩化物・硫酸塩泉
今回は・・・
ナトリウム・カルシウム−塩化物・硫酸塩・炭酸水素塩泉。
つまり、炭酸水素イオンが増えているということです。
温泉成分イオンのうち、特に多いものが温泉名となります。
塩化物イオンだけが多ければ塩化物泉、
硫化水素イオンだけが多ければ硫黄泉という具合に。
今回の露天風呂のように、
塩化物・硫酸塩・炭酸水素塩泉・・・・と
陰イオン名が3つも並ぶというのは、
ちょっと珍しいのではないでしょうか。
数値的にも、ほぼ同量。
バランスのとれた温泉ということもできます。
温泉は生き物ですね。
そして地球がくれた宝物。
感謝して、温泉に入りたいと思います。
他のホテルを探す場合はこちら