宿番号:306913
清流を望む美肌の湯に癒され、美食に心躍る宿 彩つむぎのお知らせ・ブログ
モリアオガエルの産卵
更新 : 2010/6/24 10:01
梅雨時は、国の天然記念物にも指定されている
モリアオガエルの産卵の時期でもあります。
塩原の大沼やヨシ沼、赤沼あたりで、
沼に覆いかぶさるような木々の枝を探すと、
葉の間に、直径10〜15センチくらいの
メレンゲのような物体がぶら下がっています。
それがモリアオガエルの卵塊です。
運がよければ体の少し大きめなメスに
小さなオスがおんぶするような格好で、
産卵の真っ最中に出くわすこともあります。
産みつけたばかりの卵塊は真っ白で
本当にメレンゲのよう。
少しずつ色が茶色くなってきて、
中でオタマジャクシに孵化すると、
卵塊から、ポトンポトンと下の沼に落ちるようになります。
ところが・・・・
ここ数年の気象の変化からか、
何を間違えたのか、
下が沼や水たまりでないような場所で
卵塊を見ることが多くなってきました。
大沼やヨシ沼の木道の上あたりならまだしも、
先日は明賀屋本館の敷地内や
大沼に向かう道路の脇などでも・・・
これではオタマジャクシになっても、
水がなくて、全滅してしまいます。
一体どうしたことなのでしょう。
両生類はその地域の自然の影響を
一番最初に受ける生物だということです。
何かを警告しているのでしょうか・・・
とりあえず、明賀屋本館の敷地内の卵塊は
奥にある池の中の魚が入り込まない安全な場所に避難しました。
大沼の途中のは、塩原の両生類を保護している
自然観察員の方に連絡しました。
何とか成長してくれるといいのですが・・・