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星野リゾート 界 加賀のお知らせ・ブログ
創業寛永元年 白銀屋からの歴史
更新 : 2016/6/8 1:35
本日は、白銀屋から続く界加賀の歴史について記載いたします。
界加賀の前身である「白銀屋」は創業が寛永元年(1624年)の江戸時代。
白銀屋から続く歴史は今年で392年目!になりました。
白銀屋時代には、前田家久姫が定宿とし、北大路魯山人も逗留した旅館。
昨年リニューアルいたしましたが、エントランスがある旧館とお茶室は
約190年前に建てられた建物をそのまま使用して皆様を温かくお迎えしております。
特に伝統建築棟は枠の内という技法を使った北陸地方特有の造りを見ることが出来る他
「うだつが上がらない」という諺にある「うだつ」や武家文化時代からの建物であることを
感じるさせる「馬つなぎ」も残っております。
また、お茶室「思惟庵」も数寄屋造りの伝統的なお茶室で、こちらではチェックイン後に
お抹茶とお菓子をお楽しみ頂けます。
さて、白銀屋時代には北大路魯山人も逗留した宿と記載いたしましたが、
北大路魯山人はここ山代で九谷焼を通して器、作陶に開眼したそうです。
「器は料理の着物」という有名な言葉を残している魯山人ですが、白銀屋をはじめ山代温泉
にある旅館の若旦那衆らと料理や器についておおいに語り合っていたそう。
もしかするとその経験があったからこそ、この言葉につながったのかもしれません。
界加賀には、その当時に魯山人が作陶した複数の器や屏風を展示しております。
温泉につかり、目でも楽しめるお料理でお寛ぎ頂きながら、このような白銀屋から続く
歴史も存分に感じて頂ければ幸いです。
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