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今回は山中温泉の医王寺で毎年行われている
涅槃会（ねはんえ）をご紹介します。

石川県加賀市の山の中にございます山中温泉は、
1300年間続く温泉郷で松尾芭蕉も愛してやまなかった
美しい湯のまちと言われています。

その山中温泉にある医王寺では
毎年3月15日に涅槃会が行われます。

涅槃会とはお釈迦様が入滅（亡くなると）された日に行う
行事のことで、法要などを行います。

もともとは旧暦の2月15日に行われていましたが、
現在は今の暦を基準に3月15日に行う所が多いです。

もともと涅槃という言葉には「悟りを開く」という意味がありますが、
「お釈迦様が入滅された」という意味も含んでいます。
このことからお釈迦様が入滅した日に行われる法要を
涅槃会と呼ぶようになったそうです。

山中温泉の医王寺では法要が営まれた後、
色とりどりの涅槃だんごがまかれます。
仏舎利を表わした五色の団子まきがあり、
この団子を食べると、その年は虫がわかないと伝えられています。


石川県を観光予定の皆様、
是非今年は山中温泉へ、お立ち寄りください。


3/15(水) ※例年同日開催
（法要は13:30〜団子まきは14:30頃）