伊東温泉七福神の紹介第５弾は「延命長寿の神・寿老神」を祀る『最誓寺』です。
最誓寺は、はじめ北条氏第２代執権江間小四郎北条泰時が若かりし頃、その室である八重姫の立願により創建されました。八重姫は蛭ヶ小島に配流されていた源氏の嫡流頼朝との間に一子千鶴丸をもうけましたが、平家の家臣であった父伊東祐親の怒りにふれ千鶴丸を稚子が淵に沈めました。その千鶴丸の冥福を祈るため八重姫が夫に乞うて因縁深き音無しの森に一寺を建立し、亡児の西方成仏の意に因み『西成寺』と称しました。（近くにある『音無神社』が八重姫と源頼朝が密かに会っていたところとされています。）
その後、現在の曹洞宗に改宗して寺号を『最誓寺』と改めました。明治初期に廃寺となった東光寺から伊東家歴代の墓と塔が移されて伊東家の菩提寺となり、現在も安置されています。
また、境内本堂左手前には樹齢６００年にもなる大ソテツが繁茂しており、市の天然記念物に指定されています。これはまさに長寿の象徴です。

長寿の祝肴と言えば「海老」ですね。海老のように腰が曲がるまで長生きしたいという願いからですが、最近は腰の曲がった御老人をほとんど見掛けなくなりました。これも生活様式の変化によるものでしょうが、これはいい方向に出た影響だと思います。
９月から始まった『【秋得】伊勢えび活造り＆アワビ踊り焼き★特選プラン』が人気です。このプランのご夕食は２人に１匹分の伊勢海老のお造りと、１人に１個ずつアワビの踊り焼きが付いた全１０品のメニューです。皆さん伊勢海老のお造りを食べて長生きして下さい、お待ちしております。
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　　「延命長寿の神・寿老神」を祀る『最誓寺』