早いもので、１月も終わりに近づいてまいりました。

今日、敷地内をブラブラと歩いていたところ、紅葉の木があることに気づきました。
この季節にも紅葉があるということが、木の種類によるものなのか
偶然のことなのか、恥ずかしながら知りません。

この場所にある赤い紅葉は１本だけでした。
秋の、見渡す限りの紅葉はもちろん壮観ですが、今日見つけた
１本の紅葉には、たった１本だからこそ大切に見ておきたい、
たった１本だからこそのいとおしさを、感じた２人でした。

そして、利休と秀吉のエピソードを思い出しました。

　　　朝顔が咲いたので見に来て下さいと利休。
　　　屋敷の庭一面に咲いている朝顔を想像し、
　　　大きな期待を携えて赴いた秀吉。
　　　しかしそこには、たった一輪の朝顔だけであった。
　　　たった一輪だからこそ際立つ美しさ。愛おしさ。

さて先日、クチコミ投稿に大変厳しいお言葉を頂戴致しました。
私どもの至らぬ点があまりにも多く、二度めのご利用は無いと
承りました。
「よくあるお問合せ」に掲載させていただいております通り、
厳しいお言葉には、お褒めのお言葉と同じ重さを感じておりまして、
どちらのお言葉もホテル内共有を図り、サービスの改善や設備の
見直しに活用させていただいております。

今回ご指摘の部分につきましては、担当部署にて改善策を立て、
代案をご提案することを共有し、言葉遣いについては日頃の
言葉遣いからチェックをし、お部屋は清潔さを最重点課題として
清掃及び点検を行うよう、徹底して参ります。

たった一度のご利用かも知れない。
だからこそ、その一度の大切さを全スタッフが理解を深め、そして
二度目、三度目のご利用につながっていくように指導して参ります。

（福井　良）