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テラスガーデン美浜リゾートのお知らせ・ブログ
大切にしたい沖縄の旧暦。
更新 : 2010/8/4 20:40
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、沖縄には
昔からの旧暦というものが現在でも受け継がれています。
なので、本土のように新暦でお盆を迎えるのではなく、
お盆の時期の旧暦と新暦の重なる日にご先祖様をお迎えします。
今年の新暦8月22日(旧暦の7月13日)は
旧盆入りでウンケー(お迎え)を、
そして、新暦8月24(旧暦の7月15日)は
お盆の終わりで ウークイ(お見送り)をします。
と言っても本土の方にはあまりにも耳慣れない言葉ですよね。。。
一応、英語ではないですよ(笑)
沖縄の旧盆の3日間を簡単にまとめてみると・・・
この旧盆の3日間の間に、ご先祖様があの世から帰ってくる
と信じられていて、ウンケー(お迎え)の日から、
昔ながらのウチナー料理を一日三度ちゃんと仏壇にお供えするんです!
最終日のウークイ(お見送り)の日には、
ご先祖様があの世でお金に困らないように、
”ウチカビ(黄色い色をしたあの世で使うお金)”
を燃やして線香に火をつけてお見送りします。
そして最後に、仏壇から果物やご馳走を玄関先に移動させ、
親戚家族全員が集まって、「また来年もきてくださいねー」と手を合わせます。
その際、果物の中には絶対に「さとうきび」が混じっているのですが、
グソー(後世、あの世の事)ではタクシーなどがない(?)
はずなので、さとうきびを杖の代わりに使用する、
と言い伝えられているんですよ♪
ご先祖様を敬う気持ちがとても強い沖縄県民にとって
お盆と春のシーミー(清明際)はとても重要な行事で、
正月には帰らなくてもいいからお盆には帰って来い!
と言われるほどなんです(笑)
沖縄の旧暦には他にも様々な行事がありますが、
このお盆だけは、どんなに仕事が忙しい方でも
絶対に仏壇に顔を出します。
それだけ、沖縄のご先祖様に対する思いは
昔から変わらないんだなぁ、ということを
改めて感じますね。
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