宿番号:310093
テラスガーデン美浜リゾートのお知らせ・ブログ
縁起の良い島ヤサイ「田イモ」の話
更新 : 2016/2/7 17:36
はいさい!「琉球ナビゲーター」の儀間です。
今日(2月7日)は旧暦の12月29日。旧暦のひと月は29日または30日。
つまり、今日が旧暦の大晦日、明日(2月8日)は旧暦のお正月です。
ちなみに「大晦日」のことを沖縄の言葉では「年の夜(とぅし ぬ ゆーる)」と言います
私のブログでよく話題にしますが、沖縄は現在でも旧暦でおこなわれる行事が多く残っており、
お正月も新暦ほどではないにしろ、旧暦でも行われています。
出勤前、家でも母が、年越しそば(やはり沖縄そば)の準備や正月料理の準備をしていました。
沖縄の正月料理というと、お雑煮にあたるものが、私どものホテルのご朝食でもご提供している「いなむどぅち」。
我が家の台所にそのいなむどぅちの香りとともに、漂っていた香りの主が今日ご紹介する
「田イモ(ターンム・タイモ)」を使った
『田芋田楽(ターンムディンガク)』
です。
お正月など目出度い日に食べられる沖縄の料理です。
まず、材料の「田イモ」のご紹介から。
田んぼで育てられるので「田イモ」です。
「サトイモ」の一種である「田イモ」は沖縄の各地で栽培されていますが、
有名なのは私どもホテルのある北谷町の隣、宜野湾市の「大山地区」と金武町が有名です。
その「田イモ」を、小さな角切り(2cm角程度)にして茹で、「田イモ」が浸る程度の茹で汁を残し砂糖を加え、
更に弱火で煮詰めて、木ヘラで潰しながら塩で味を調え、最後にしょうが汁を加えます。
「田楽」という名前ですが、「豆腐」や「こんにゃく」に味噌をつけて焼いた料理とはまったく異なります。
同じお節料理の「栗金団」と同じような料理ですね。
『田芋田楽(ターンムディンガク)』がお正月に出されるのは、
「八頭(やつがしら)」と同様、子芋・孫芋と子孫繁栄の象徴だからですね。
あまり、沖縄の食堂でも見かけることはないかもしれませんが、
市場などで時々売っていますので、見かけることがありましたら是非お試しください。
美味しいですよ!!
関連する周辺観光情報
他のホテルを探す場合はこちら