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テラスガーデン美浜リゾートのお知らせ・ブログ
君知るや名酒あわもり
更新 : 2017/12/18 17:36
いさい!「琉球ナビゲーター」の儀間です。
ちょっと図書館で「泡盛」の勉強をしてきましたので、ちょっとしたうんちくをご紹介しましょう。
500年以上前から沖縄で作られていえる泡盛ですが、江戸時代には沖縄だけでなく江戸でも人気がありました。
新橋駅近くの大名屋敷の遺跡跡からは泡盛を入れていた壺がいくつも見つかっています。
江戸で飲まれていたお酒の番付で「横綱」と評価され、お値段も今のお金に換算すると一升瓶で5万円ぐらいの超高級酒でした。
現在、沖縄県内には50近くの泡盛酒造所がありますが、その中から特徴のある銘柄をご紹介してゆきましょう。
泡盛の定義をご存知ですか?
「黒こうじを原料としたアルコール度数45%以下の蒸留酒」です。
ということは、与那国島の有名な「どなん」は60%ですので、泡盛とは表示でみません。
これらは法律上は「原料用アルコール」になっています。
それではもうひとつ度数が高くて泡盛と呼べない泡盛をご紹介します。
沖縄では新築祝いや子供が誕生したときに、焼物の壺に泡盛を入れ熟成させ、10年後や子供が成人したとき、それを楽しみます。
このとき壺に入れる泡盛ですが、一般に市販されている泡盛だと、
濾過がされすぎているのと加水されアルコール度数が低いため美味しく熟成しないそうです。
いくつかの酒造所では壺に入れて熟成させるため、濾過をあまり行わず、加水していないお酒を販売しています。
このお酒もアルコール度数50%以上ありますので、泡盛と呼ぶことができず。商品名は「原酒」、表記は原料用アルコールになっています。
さて次は製造地が特殊な泡盛です。
那覇にある久米仙酒造が販売する泡盛「響天(きょうてん)」です。
実は内モンゴルにある工場で作られています。
久米仙酒造は他にも「コーヒー泡盛」や「うめー酢泡盛」など、ユニークな商品をたくさん作っています。
専門店に行くと本当にたくさんの泡盛があるかと思います。
試飲させてくれながら、選ぶお手伝いをしてくれる「泡盛マイスター」資格をもった店員のいるお店もありますので、
是非、お好みの一本を見つけてください。
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