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シーサーの日
更新 : 2019/3/26 15:47
はいさい!「琉球ナビゲーター」の儀間です。
3月も最後の週、もうすぐ新しい年度、4月がやってきます。
4月最初のイベントは4月3日の「シーサーの日」。
各地でいろいろなイベントが行われます。
4月3日にむけてシーサーについて、徒然なるままに書いていきますね。
シーサーはなにか?ご存知ですか?「ライオン」です。
それではシーサーはどこから来たか、ご存知ですか?
シーサー発祥の地は古代メソポタミアです。お墓を守る「鎮墓獣」としてシーサーは誕生しました。
メソポタミアで生まれたシーサーが東に向かい、中国を経由して沖縄にもたらされます。
それが現在沖縄各地で見られる守り神「シーサー」です。一方、シーサーは朝鮮半島を経由して日本にもたらされました。
それが神社などで見られる「狛犬」です。朝鮮から入ってきたので「狛=高麗」犬なんですね。
それではメソポタミアから西に行ったシーサーはどうなったでしょうか?お墓を守る「ライオン」。
そうです、エジプトに到達したシーサーは「スフィンクス」となりました。
「シーサー」も「狛犬」も「スフィンクス」も同じ起源を持つ兄弟みたいなもんなんですね。
シーサーの歴史などに興味を持たれた方は南城市にある「おきなわワールド」の「王国歴史博物館」を訪ねてみてください。
世界各地に散らばるシーサーの兄弟たちが「写真」や実物で紹介されています。
さてさて、沖縄に入ったシーサーは火事除けとして村の守り神になりました。この時代のシーサーは石で作られています。
沖縄本島南部の集落にはまだ多く残されていますので、見かけることも多いかと思います。
同じく古い時代のシーサーは世界遺産「首里城跡」正門前や国宝・世界遺産「玉陵(たまうどぅん)」の屋根に
安置されているのを見ることができます。
琉球王朝時代、庶民が瓦葺屋根の住居を建てるのは禁じられていましたが、明治になりこの制限がなくなります。
瓦葺職人が余った瓦と漆喰でシーサーを作り屋根に乗せるようになりました。これが漆喰シーサーです。
シーサーは村の守り神や王家の守り神から各家の守り神になりました。
シーサーが現在の形になるまで話はまだまだ続くのですが、今日はここまで。
楽しいですので、各地で行われる「シーサーの日」のイベントに是非参加してくださいね。
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