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テラスガーデン美浜リゾートのお知らせ・ブログ
沖縄の染織を知る展覧会
更新 : 2020/1/20 16:32
はいさい!「琉球ナビゲーター」の儀間です。
沖縄の各地には魅力的な織物や染物が多くあり、染織に携わる人にとって聖地と言われています。
その中でも琉球王国宮廷や貴族の服飾を支えてきた「紅型」や「首里織」は、その色彩や上品な織り柄が特徴です。
戦後、衰退の危機にあった沖縄の染織を支えるために専門の育成機関が作られました。
それが現在の沖縄県立首里高等学校の染織デザイン科です。
首里高校の染織デザイン科では紅型や首里織りを中心に染織について3年間学びます。
その生徒さんが学習の成果を発表するのが、この時期に行われている「そめおり展」です。
今年は1月28日〜2月2日まで那覇市の県庁近くの「那覇市民ギャラリー」で行われます。
年間多くの展覧会に足を運びますが、私が一番好きな展覧会はこの「そめおり展」です。
沖縄の染織のなかでも、那覇市歴史博物館が所有する国宝指定の名品や人間国宝の手による逸品など、すばらしいものがありますが、
「そめおり展」の高校生に手による作品にはそれらに劣らない魅力があります。
これまでに無かった文様や自由な発想で組み合わされた色糸など、一品一品がキラキラしていて見ているこちらを楽しませてくれます。
染織に取り組んだ人生の宝物のような3年間の学生生活がキャプションに熱く語られています。
生徒たちが製作した布地で作られたオリジナルの栞が毎回来場者にプレゼントされるのも楽しいです。
那覇市民ギャラリーは那覇市歴史博物館と同じ建物にありますので、古の名品とこれからの工芸を支える若い方々の作品を見比べてみると、沖縄の染織の豊かさを体験できます。
是非、足を運んでみてください。
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