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組踊へのご招待
更新 : 2023/5/25 16:04
はいさい!「琉球ナビゲーター」の儀間です。
沖縄の伝統芸能「組踊」をご存じですか?
組踊は18世紀初頭に中国からの使者「冊封使」歓待するための琉球王府の役職「踊奉行」玉城朝薫によって創られた歌舞劇です。
当時の沖縄のおかれた状況を反映して、日本の能楽・狂言・歌舞伎、中国の京劇などの影響を受け創作されたといわれ、
中国や日本の故事、琉球の民話を題材に琉球舞踊や琉球古典音楽を基礎として発展した歌舞劇です。
文化庁のホームページでは「組踊」のことを「琉球版のオペラ」と紹介されています。
琉球古典音楽や琉球舞踊などには組踊から伝わるものも多く、沖縄の伝統芸能に大きな影響を与えているのが組踊です。
組踊は1972年に国の重要無形文化財に2010年にはユネスコの無形文化遺産に登録されました。
さて、この沖縄の芸能を代表する組踊ですが、沖縄では国立劇場おきなわで定期的に公演が行われますが、
本土では東京の国立劇場などで時々公演が行われることもありますが、実際に舞台を見る機会は少ないかと思います。
また組踊の舞台は歌舞伎などと同じく演者の所作が様式美に彩られ美しいのですが、
言葉遣いが現代のそれと違っており、演技にも約束事があり、初心者が楽しむのにはやはりちょっとハードルが高いのも事実です。
そこで今回ご紹介するのが、『シネマ組踊 孝行の巻』です。
「組踊」を新しい切り口で映像化するプロジェクトです。
組踊の始祖・玉城朝薫が創作した「朝薫五番」のうちの1作『孝行の巻』が映像化されました。
本編前には組踊の歴史や特徴に関する解説が入り、本編にも日本語字幕がつくので、組踊ビギナーも安心です。
日本各地の映画館で上映中または今後上映が予定されています。
ぜひ、お近くの劇場へ足をお運びください。
芸能王国沖縄の源流に触れることができると思います。
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