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台風に強い沖縄の家
更新 : 2023/5/30 18:41
はいさい!「琉球ナビゲーター」の儀間です。
台風2号接近中の沖縄です。
沖縄の人にとっても5月の台風はあまり経験がなく、対応にてんやわんやしています。
その土地の文化に風土が与える影響には大きなものがあると思いますが、
台風の通り道である沖縄の文化にも台風に対応することによって生まれてきたものがあります。
家屋の作りです。
沖縄独特の赤瓦屋根ですが、ただ乗せるのではなく、風に飛ばされないようにしっかりと漆喰で塗り固められています。
この技法が赤い瓦と白の漆喰の美しいコントラストの風景を作っています。
そして屋敷は塀に囲まれています。石や岩、サンゴなどを使って塀を作り、風から家屋を守る作りになっています。
あわせて「フクギ」など、潮風に強い樹木を植えて風に備えます。
以上の風景は伝統的なもので、現在ではあまり残っていませんが、もし見かけたらちょっと意識してみてください。
それでは近年の沖縄の建物はどのように造られているでしょうか?
近年はコンクリート造りの建物が主流になっています。
沖縄の建物は暑さに対応するため、窓が大きく作られています。
台風で怖いのは、吹き飛ばされたものがこの窓にあたって割れることです。
そのため、窓がアルミ格子などで保護されているものを多く見かけます。
防犯の点からも安全なので寝苦しい夜などは、窓を開けて寝ることもできます。
ただ、最近ではガラスの強度が増してきたのか、格子で保護された窓が少なくなってきているような気がします。
家屋には風土に対する工夫がいたるところに見られます。
それも時代によってちょっとづつ変わってきてるのですね。
今回は台風に対する沖縄の家屋の作りをご紹介しましたが、そのほかにも色々な工夫が見られますので、またご紹介しますね。
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