はいさい！「琉球ナビゲーター」の儀間です。

今回はちょっとディープで勢いのあるスポット「栄町(さかえまち)」をご紹介します。
国際通りの北側の入口にあるモノレールの駅「牧志駅」の一駅首里より「安里駅」の東側の地域が栄町です。
沖縄戦の前、ここには「ひめゆり学徒」で有名な「沖縄師範学校女子部」と「沖縄県立第一高等女学校」がありました。
沖縄戦後、灰燼に帰したこの場所には市場「栄町市場」が誕生し、地域の台所として親しまれました。
この市場の周り「栄町市場場外」には色々なお店が集まってきて「栄町社交街」が形成されました。
どこか猥雑な雰囲気を持つこの社交街でしたが、国際通り周辺などに新たな繁華街が誕生すると訪れる人も少なくなり、
経営者の高齢化なども相まって町は寂れていきました。
しかし、20年ほどまえから周辺の繁華街に比べて家賃の安いこのエリアに特に若い経営者が個性的な店を出し始め、
色々な町おこしのイベントなども企画され、注目のスポットになりつつあります。

さて、この栄町の人気のお店を紹介してゆきましょう。

「新小屋」は「もつ焼」と「シャルキトリー」が名物の肉系居酒屋です。
オシャレなオープンな雰囲気に連日大勢の人が押し寄せる人気店です。

さらにディープな雰囲気を求める人には「べんり屋 玉玲瓏」をオススメします。
お店の前の簡易なカウンターに、通りにせり出すようにイスが置かれ、東南アジアの夜市のような雰囲気です。北京出身の奥様直伝の餃子や小籠包が人気です。

さて最後に紹介するのは「栄町ボトルネック」。
栄町が再び活気を取り戻すきっかけを作った嚆矢のお店です。
お酒や軽いおつまみがありますが、ここの人気は沖縄そばです。
そばは汁なしで提供され、お出汁はやかんで供されます。
自分の好きなだけやかんからお出汁を注いで夜の街の〆の時間を楽しむ、そのようなお店です。

国際通りから一駅ですので、ディープな沖縄を楽しみたい方は是非「栄町」に足をお運びください。