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世界遺産で国宝【玉陵(たまどぅん)】
更新 : 2024/11/24 21:28
はいさい!「琉球ナビゲーター」の儀間です。
多くの方が訪れる那覇市首里の「首里城」。その近くに世界遺産で日本の国宝に指定されている建造物があることを知っていますか?
それが今回ご紹介する【玉陵(たまどぅん)】です。
玉陵とは琉球王家のお墓です。沖縄最大のお墓です。
守礼門から那覇の市街地方向へ200mほど進むと左手に玉陵はあります。
入り口から入ると正面に入場チケット売り場があります。
チケットを購入し、まずはこのチケット売り場の建物地階にある玉陵の資料展示室に向かいましょう。
資料展示室では琉球王家の葬制などについて知ることができます。
ここを見ておくと、実際に墓陵の前に立った時に一段と感慨が深くなります。
さて墓陵へと進むと入口に向かって左側に赤瓦の建物があります。
これは「東の御番所(あがりぬうばんじゅ)」という墓守がいた場所です。王族がこの墓陵を訪れた際の休息所としても使われました。
入り口の右側にも同じように管理の為の建物がありましたが、東の御番所だけが復元されています。
さて入り口をはいると広場があります。
墓陵に向かってこの広場の左奥に石碑があります。「玉陵碑(タマウドゥンひ)」という石碑です。
沖縄戦で一部欠けた跡が痛々しいのですが、この1501年に建てられた石碑には玉陵に葬られるべき王族が列記されています。
初代国王尚円の妃の意向によって建てられたというこの石碑には当時の権力争いを垣間見ることができ、
琉球の歴史を知る上で重要なものです。
さてこの広場からさらに門を通り、墓陵があるエリアに進みます。
入り口は墓の規模に比べて極端に小さいです。入りづらく作ることで、生きている人の長寿を祈ったものとお考えられています。
墓陵は三つの部屋に分かれています。
真ん中の部屋は洗骨までの間遺体を安置する場所です。
向かって左手の東室は王と王妃の遺骨が納められました。右手の西室には、それ以外の王族が葬られました。
東室は首里城を模したものと言われており、当時の首里城の姿を知る意味でも重要な場所です。
いかがでしたか?世界遺産で国宝でもある玉陵。首里城へ行かれましたら是非、玉陵も訪れてみてください。
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