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テラスガーデン美浜リゾートのお知らせ・ブログ
南城市グスクロードを散策
更新 : 2024/12/21 20:27
はいさい!「琉球ナビゲーター」の儀間です。
今日21日は冬至。沖縄には「冬至寒さ(トゥンジー ビーサ)」という言葉があり、この日は寒むくなると昔から言われています。
今日の沖縄は日中は暖かかったのですが、やはり日が落ちると、強い北風に寒さを感じます。
「冬至」で思い出した話題がありますので、それをご紹介しながら、話を繋げていきますね。
沖縄本島の南部に南城市という市がありますが、「城」という字が使われているとおり、ここには多くの城があります。
沖縄のほとんどの城は軍事拠点や有力者の居住地というだけでなく、御嶽という聖域を伴い、人々の信仰の対象になっています。
南城市にある「グスクロード」とよばれている通りにあるグスクが「玉城城(タマグスクグスク)」です。
沖縄で城といえば、首里城などを想像されと思いますが、玉城城は自然の岩を組み上げた城です。
この城の歴史は琉球の神話時代まで遡り、城は琉球開闢の神である「アマミキヨ」によって築城されたと伝えられています。
城内にある聖域「天つぎあまつぎ御嶽(うたき)」は琉球開闢神話に登場する琉球でもっとも重要な七つの御嶽の一つとされています。
(世界遺産の斎場御嶽もこの七つの御嶽の一つ)
さてこの玉城城の城門ですが、自然の岩をくり抜いて作られています。
この城門は東を向いており、夏至の時、朝日がこのハート型の城門を通り城内に差し込み、
冬至の日には背後から夕陽が城門を通り城外へぬけます。
さて、冬至と玉城城の関係をご紹介しましたが、玉城城を右手に見ながらグスクロードを進むと
「仲村渠樋川(なかんだかりひーじゃー)」に出ます。樋川(ヒージャー)とは吐樋のかけられた湧水のことです。
仲村渠樋川は国指定の重要文化財になっています。
さらに進むと今度は「垣花樋川(かきのはなひーじゃー)」に至ります。
南城市には多くの湧き水があり垣花樋川は全国名水百選に選ばれ今でもこんこんと水が湧き出ています。
夏になると海を見渡せるこの樋川で子供たちが水遊びに興じます。
グスクロード周辺にはこのほかにも城(グスク)や公園などが点在しています。
距離がある箇所もありますので、ドライブがてらゆっくりと散策されるのもよろしかと思います。
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