「いじりすぎない」という贅沢。素材そのものの持ち味を味わう
シェフが何度も口にしていたのは 「いじりすぎない。素材そのものの本来の味をいかす」ということ
美味しい料理を作ろうとすると、 ついたくさんの調味料を足したり 複雑な味付けをしたくなったりするものですが、 セラヴィのディナーはその逆。 「引き算の美学」で作られています。
大地の恵みたちにこだわるからこそ 化学調味料は使いません。
調味料は味を付けるためではなく、 素材の持ち味を「補う」ため。必要最小限しか使いません。
甘味と醤油そして塩の絶妙なバランス。
日本料理の伝統を軸に 西洋料理の技法を融合させたシェフだからこそ 生み出せる「あまじょっぱい」の黄金比率は お口に入れた瞬間に「あぁ、美味しい…」と しみじみ感じる幸せを運んでくれます。 | | セラヴィの料理は全体的に 塩の使用量がとても少ないのが特徴です。
塩は「塩味(えんみ)」を出すためではなく 全体の味をキュッとまとめ 料理の「輪郭」を出すために使うのだとシェフは言います。
さらに料理や素材に合わせて 何種類もの塩を巧みに使い分けています。
ぼやーっとしているところに ほんの少しの塩を入れる。
そうすることで素材が本来持っている 甘味や旨味の輪郭が くっきりと浮かび上がってくるんです。
甘味と醤油そして塩の絶妙なバランス。
あえて薄口醤油を使い 醤油くささを出さない工夫も すべては「主役である素材の味」を真っ直ぐに届けるため。
だからこそコースを終えたあとも 不思議とのどが渇くことがなく 身体がすっと整うような心地よさが残るのです。 | | ディナーのメインといえばお肉料理ですが ここにもセラヴィならではのこだわりがあります。 ご用意するのは「上質な赤身肉」
年齢を重ねるごとに、 「霜降りのジューシーすぎるお肉は、 ちょっと重く感じるようになってきて」 という方も多いのではないでしょうか
セラヴィが優先しているのは あぶらを食べるお肉ではなく、 「咀嚼(そしゃく)するほどに 肉本来の旨味がじわじわとわかる」お肉です。
じっくりと火を入れられた赤身肉は お皿の上で肉汁がだらだらと 流れ出てしまうことがありません。
肉の身の中に旨味としての 肉汁がしっかりと閉じ留められているからです。 |