本日の名水は、三戸町川守田にございます

関根の清水をご紹介させていただきます。

三戸町は、天正18年に豊臣秀吉朱印状に従い三戸城を居城と

定めた南部信直により近世的な城下町として建設されました。

町には、二日町、六日町、八日町等の地名があるほか、鉤の

手状に曲がった道路に城下町の名残を見ることができます。

ここに推定樹齢360年余の老松があり、県天然記念物に指定

されている松で、樹高はわずか6ｍ程であるが、9本の枝が

伸びる様は、地をはう龍のようだと言われております。

この松は、南部駒の育成に貢献した一戸家の邸宅の庭に

高寺というところから移植されたもので、一戸家の祖、一戸

兵部綱定が、関根の名水での野点を名松の下で心ゆくまで

楽しんだと言われております。湧水そのものの量は今は少ない

が周りの城壁に囲まれた場所にあることから十分当時の面影が

偲ばれます。

昭和62年青森県私たちの名水に認定されておりますので

皆様も、お近くへお越しの際は立ち寄ってみてはいかがでしょうか？


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