出雲ナンキン
更新 : 2013/2/4 9:19
いづもナンキンは、「泳ぐ宝石」と呼ばれ、全国に愛好家を持つ。鱗(うろこ)が光を受けパール色に輝く姿は優雅で錦絵から飛び出したかのようにも見えます。
白と赤の模様と大きな腹、尾びれが四つに分かれ、背びれがないのが特徴。名前の由来は不明ですが、松江藩主、松平治郷(不昧、1751−1818年)が、当時は貴重なガラスの器で飼い、観賞したと伝えらています。
松江藩の城下で改良が重ねられ、独特の姿になったとされる。いづもナンキンに訪れた危機は、第2次世界大戦。戦時中の物資不足、ぜいたく禁止のあおりで、
終戦時には市中にわずか数匹しか残っていなかったという逸話もある。その後、平和な時代が続き、今日の隆盛をみることとなりました。
この道40年の松浦巌さん、(いづもナンキン振興会会長は)「模様は白と赤が交互になっている鹿の子(かのこ)など多彩。目から口までが長く、尾の付け根が太いほうが良いとされています」と、観賞のポイントを教えて頂きました。
同会は年に1回、品評会を開いていますが、近年は山陰だけでなく関東、中部、九州方面からも愛好家が訪れる。インターネットの普及でファンが全国に拡大し、
活魚輸送技術の応用で、遠隔地に輸送できるようになったためだそうです。
たらいの中で日差しを受けゆったりと動き回るいづもナンキン。白と赤の造形美と、おちょぼ口に差す赤が口紅を連想させ愛らしい。
いづもナンキン 1982年に島根県の天然記念物の指定を受けた。原形は、和金(わきん)の背びれを改良でなくした金魚「マルコ」だと伝えられています。
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