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ホテル日本橋サイボーのお知らせ・ブログ
芭蕉記念館
更新 : 2013/5/11 15:19
皆様、今年のゴールデンウィークは、如何お過ごしでしたか?
ゴールデンウィーク後半の東京は、お天気にも恵まれ、絶好の行楽日和でした!(^o^)/
ただ、例年のゴールデンウィークよりは、少し肌寒かったですが、
ゴールデンウィーク後は暖かくなり、散歩にも適した気温になってきましたね!
そこで、旅行好き、歴史好きな私が今回ご紹介させていただくスポットは「江東区芭蕉記念館」です!
...
「ホテル日本橋サイボーがある場所は中央区だから、江東区へは遠くない?」
と思われている方もいらっしゃるかもしれません。
たしかに、男の私の足でも20分はかかりますので、少し遠いです。
でも、だんだん暖かくなり散策が楽しめる時期になってきたのにいつ行くんですか………??
今でしょ!!!(笑)
それでもやはり少し遠いなぁ・・・と思われる方には「レンタサイクル」もご用意しておりますのでご安心を(^-^)
さて本題の「芭蕉記念館」ですが、名前の通り「奥の細道」で有名な松尾芭蕉の記念館です。
隠密説もありますが、皆様も一度は耳にしたことがある数々の有名な俳句を残した方ですね。
なぜ、この江東区にあるかといいますと、1680年(当時32歳)以前の松尾芭蕉は江戸・日本橋に居を定めてました。
当時の俳壇では、滑稽の機知や華やかさを競う句ばかりが持てはやされ、金や名声への欲望が満ちており、宗匠たちは弟子の数を競い合うことに終始していました。
しかし芭蕉が目指したのは、静寂の中の自然の美や、李白・杜甫ら漢詩人の孤高、魂の救済などを詠み込んだ世界。
“笑い”や“楽しさ”を求める俳句ではなく、自然や、人生の探究が刻み込まれた俳句だったんです。
この状況に失望した芭蕉は、江戸の街中を去って、隅田川東岸の深川に草庵を結び隠棲します。
そんな縁もあって江東区の深川あたりは松尾芭蕉ゆかりの地となり、記念館の近くに「深川芭蕉通り」なんていう名前が付いた通りがあったり「芭蕉稲荷神社」もあります。
賑やかな中央区の日本橋エリアとは異なり、江東区の深川エリアは落ち着いていて静かな雰囲気です。
当時の芭蕉に思いを馳せてぜひ一句詠んでみてください。
「古池や 蛙(かわず)飛込む 水の音・・・」
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