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新酒の初搾り始まる
更新 : 2013/1/26 14:02
機械を使わずゆっくりと酒を搾る「槽搾り」による新酒の初搾りが日光の酒蔵で始まった。
効率的な機械搾りが一般的で「槽搾り」だけで酒をつくっている蔵元は県内では数少ない。長さ3メートルの「槽」に、もろみを詰めた酒袋を何層にも積み重ね、その重みで酒を搾り出す。ゆっくりと搾ることで「雑味のない酒」に仕上がるという。
冷え込みが厳しい今シーズンは「雑菌が少ない上、もろみの温度管理が順調にできたことから、酒づくりには格好の気象条件だった」と片山社長。仕込みを3週間早め、例年より半月以上早い初搾りとなった。
搾り作業は6回に分けて行われ、この日搾った新酒は2月上旬には店頭に並ぶ。
また、強い圧力をかけないためうまみが残った酒粕も人気が高く、初搾り前から予約が殺到しているという。
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