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SLキューロク館が4月下旬にオープン
更新 : 2013/2/27 9:49
「SLの走るまち」の拠点施設として、市が真岡駅東口に整備中の「SLキューロク館」が、4月下旬にオープンする。展示の目玉となるのが、井頭公園から移設する9600形のSL。施設名にもなった“キューロク”は37年ぶりの復活に向け、急ピッチで整備が進められている。
市企画課によると、展示するSLは「49671」。全国に770両あったうちの一つで、重量は約95トン。真岡鉄道を走るC11やC12よりも重い。1920年製造、76年に廃車となり、旧国鉄から県に無償貸与後、市に無償譲渡され、長年、屋根などで覆う形で静態保存されてきた。
市はキューロクを3月中に新施設内へ移し、約50メートルの線路上を自走させる形で復活させる。蒸気ではなく圧縮した空気で動かすため、石炭や水を使わないのが特徴だ。