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【平成温泉番付】栃木県第1位 にごり湯と美食 やまの宿下藤屋のお知らせ・ブログ
歌麿の夢散策マップを製作
更新 : 2013/7/21 16:16
栃木市は、市に滞在したとされる江戸時代の浮世絵師喜多川歌麿にまつわる場所をまとめたパンフレット「歌麿の夢散策マップ」を5千部作製した。浮世絵の題材とした河岸や明治期に作品を展示した寺など18カ所を掲載している。
栃木市は江戸時代、巴波川の舟運で商業都市として繁栄。有力商人は栃木、江戸双方に屋敷を構え、江戸の文化人と積極的に交流していた。歌麿もその一人として市内に滞在したと考えられ、商人の依頼で肉筆画大作「雪月花」などを制作したとされている。
市は歌麿との関係の深さを市内外にPRしようと、パンフレットの作製を企画。プロポーザル方式で選定した市民団体「市文化のまちづくり協議会」に委託し、4月に完成。5月から既に配布を始めている。
パンフレットはA3判の四つ折りで、「雪月花」や歌麿の作品に登場する栃木の狂歌師との関係など三つのテーマに沿って関連スポットを紹介。明治期に「雪月花」を展示した旭町の定願寺、歌麿の作品に狂歌が登場する豪商「釜喜」の4代目、善野喜兵衛(狂歌名・通用亭徳成)の旧宅跡などが取り上げられている。