【お土産】城下町の銘菓
更新 : 2009/7/26 7:10
もうすぐ、弘前が年間で一番にぎわう「ねぷた祭り」が始まります。
扇型の山車の正面は三国志・水滸伝・津軽為信などをモチーフにした豪快な武者絵、背面には美人画を主体とした繊細な絵柄の送り絵と、見る者を楽しませてくれます。
「ねぷた祭り」の由来は諸説あります(田村麿説、津軽為信説、眠り流し説等々)が、城下町だった故に始まり、発展してきたのでしょう。
金魚ねぶたも津軽藩が金魚の養殖を奨励したからとかなんとか。
津軽藩の城下町で、藩のお抱えだった御菓子屋の「大阪屋」様も伝統を守った名店です。
300年以上という長い歴史を持つ中で「長子のみに口伝される製法」というお菓子が写真の「竹流し」です。
そば粉を原料に麺棒一本で仕上げる手づくり品で、今でも一つ一つの手しごとを重ねて作り上げているそうです。
上品でやさしい甘さとそばの香ばしさは、見た目とのギャップもあいまって「オオッ!」と唸らせてくれます。
店の雰囲気も城下町の老舗にふさわしく、工芸品のようなショーケースと並べられたお菓子のコントラストは直接店に足を運ぶ理由になりえるほどです。
目と舌とを楽しませてくれる弘前のお土産、是非足を運んでみて下さい。
弘前パークホテル、フロントの小村寛でした。