私のがらくた(ギターについてのあれこれ その2)
更新 : 2011/1/2 16:36
全国一億三千万のギターマニアの皆様、明けましておめでとうございます!
今年も人の迷惑顧みずギターを弾きまくりましょう!
さてマーティンD-18に続き、私のガラクタシリーズ第二段のご紹介です。
写真はJAPAN VINTAGEとして再評価著しいS矢入のYD-305、1980年製です。
サイズは前回のD-18と同じドレッドノートですが、仕様が異なります。
トップはスプルースで同じですが、サイド、バックはローズウッド、そしてフィンガーボードはエボニー(!)やはりフィンガーボードはエボニーに限ります。
音の立ち上がりの良さ、凝縮された鳴りを求めるならば、やはりエボニーですね・・・
S矢入の特徴として、ドレッドノートサイズのギターは3ピースバックという、ボディーの裏板は通常1枚ですが、3枚の木で張り合わせてあり、マーティンD-35をモデルにしているものがほとんどです。この構造の特徴としては、硬質の低音とシャリシャリした(我ながら文才のなさに呆れます)高音で、ミディアムゲイジを使用し、テンションを高めに設定、ボトルネックスライドギター(通常はガラス製の円筒のものを薬指または小指にはめ、弦の上をスライドさせる)に最適です。
私もレギュラーチューニングではなく、オープンDチューニングで、1930年代に数々の名作ゴスペルブルースを残したBlind Willie Johnsonの「Dark Was The Night,Cold Is The Ground」の真似事をしております。
次回からはドレッドノートサイズ以外のギターコレクションをご紹介いたします。
ますます活況を呈する次回に乞うご期待!
弘前パークホテル
乾 俊夫